▲スペース・ローンチ・システム(SLS)の固体燃料ブースターに描かれた「Worm」ロゴ (Credit:NASA)

NASA(アメリカ航空宇宙局)は、2024年に月面着陸を目指す「アルテミス計画」のロケットと宇宙船に「Worm(ワーム)」ロゴを使用すると発表しました。「Worm」ロゴはNASAが開発を進める新型ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」の固体ロケットブースターに描かれます。また、アルテミス計画で月へ向かう「オリオン宇宙船」にも使用されます。

オリオン宇宙船に描かれた「Worm(ワーム)」ロゴ

▲オリオン宇宙船に描かれた「Worm(ワーム)」ロゴ (Credit:NASA)

NASAのロゴマークといえば、青い円形と赤い帯が描かれたロゴマークを想像する人が多いでしょう。この青いNASAのロゴマークの愛称は「Meatball(ミートボール)」と 呼ばれ、1959年の創設時から使用されています。

NASAのロゴマーク「Meatball(ミートボール)」

▲おなじみのNASAのロゴマーク「Meatball(ミートボール)」(Credit:NASA)

一方で「Worm」ロゴは、NASAが1975年に「より現代的な」ロゴマークを作成することにしたため新しくデザインされました。このロゴマークは、1981年のスペースシャトル計画から使用されたものの、1992年に一度引退。しかし、今年5月打ち上げられたスペースX社のファルコン9ロケットに再び「Worm」ロゴが描かれました。これは有人宇宙船を「アメリカの土地からアメリカのロケットで」9年ぶりに打ち上げるという原点への回帰と新たな時代の始まりを想起させるものとなりました。

なお、今回の「Worm」ロゴは2021年後半を目標に打ち上げる「アルテミスⅠ」で使用される見通しです。このミッションはSLSロケットとオリオン宇宙船を使用し、地球と月を往復する無人飛行を行う予定です。

 

Credit: NASA
Source: Space.com
Artemis I Rocket and Spacecraft Receive “Worm” Welcome (NASAホームページ)
Symbols of NASA (NASAホームページ)
文/出口隼詩

 

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