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中国国家航天局(CNSA)は、月面裏側を探査して既に618日間が経過している着陸機「嫦娥4号」と探査車「玉兎2号」のスリープモードが9月12日に解除され、22回目の作業期間に入ったことを16日に発表しました。嫦娥4号は日本時間9月12日6時15分、玉兎2号は同9月11日12時に活動を再開しています。
今回の調査対象となるのは、フルパノラマカメラの合成画像とDOM画像などのデータに基づいて、玄武岩または反射率の高いクレーター領域です。玉兎2号は現在地点から北西にある、約83メートル先のクレーターと、その近く南側にある直径約160メートルの古びたクレーターを目指します。
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2つのクレーターの調査は今月中に実施される予定。玉兎2号は、パノラマカメラ・赤外線イメージング分光器などの装置を次々と稼働させ、目的地までの走行中に月面計測レーダーによる調査も実施します。また、関連する科学的な成果を迅速に公開することも述べられています。
Image Credit: CLEP
Source: CNSA