シグナス補給線が5月11日に国際宇宙ステーション(ISS)から分離し、新たなミッションを開始しました。
今年2月にNG-13ミッションとしてISSへと貨物を輸送した、シグナス。そして83日が経過した後、内部にISSからの不用品を積み込み、ISSを分離しています。
今後は地球へと落下する前に、2機の超小型衛星を分離。さらに、宇宙空間で火災が発生したことを想定する「Spacecraft Fire Safety IV(Saffire-IV)」を実施するのです。実験では火災検知システムや、火災の広がり方が調査されます。
今後人類が宇宙へと活動の場を広げる際に、万が一を想定した火災テストが役に立つ日が来ることでしょう。なお、シグナスは5月29日に地球へと帰還する予定です。
Image: NASA TV
Source: Space.com
文/塚本直樹