ドナルド・トランプ大統領は4月24日、NASAのジム・ブライデンスタイン長官との対談の中で、米ヴァージン・ギャラクティックによる宇宙旅行への参加には興味がないことを明かしました。
現在アメリカは、2024年までに宇宙飛行士を再び月面に着陸させるべく、ロケットや宇宙船の開発をすすめています。一方で米ヴァージン・ギャラクティックは、商用宇宙旅行の開始に向けてスペースプレーン「スペースシップツー」の開発を進めています。
ブライデンスタイン長官は24日にホワイトハウスを訪れ、人工呼吸器の開発などNASAによる新型コロナウイルスへの対策と貢献について説明。そしてヴァージン・ギャラクティックの宇宙旅行について話が及ぶと、トランプ大統領は「私は結構だ(I'll pass)」と伝えたのです。
ヴァージン・ギャラクティックの宇宙旅行では、乗員は数分間の微重力状態を体験できます。しかしアメリカンドリームを叶えたトランプ大統領のこと、より長時間の宇宙旅行を楽しみたいのかもしれません。
Image: ヴァージン・ギャラクティック
Source: Space.com
文/塚本直樹