プログレス補給船を乗せて打ち上げられるソユーズ2.1aロケット(Credit: RKK Energia/ROSCOSMOS)

ロスコスモスは4月25日、国際宇宙ステーション(ISS)への補給物資を搭載した無人補給船「プログレスMS-14」をバイコヌール宇宙基地から打ち上げました。420リットルの水、食料、医薬品、衣類、実験装置、燃料など、全部で2.5トンを上回る物資を搭載したプログレス補給船は同日中にISSへと到着しています。

■地球を2周して到着する「超高速」方式による3回目の飛行

打ち上げ前のソユーズロケット(Credit: Yuzhny Space Center/ROSCOSMOS)

4月25日10時51分(日本時間)に打ち上げられたプログレス補給船はその3時間20分後、軌道を修正しながら地球を2周したあとでISSに到着しました。打ち上げから2周でISSにドッキングする超高速方式(‘superfast’ two-orbit scheme)は2018年7月の「プログレスMS-09」で最初に実施されましたが、以後すべてのプログレス補給船で採用されているわけではなく、プログレスMS-14が3回目となります。

離床するソユーズロケット、エンジン部分のクローズアップ(Credit: Yuzhny Space Center/ROSCOSMOS)

プログレスMS-14の到着により、現在ISSにはソユーズ宇宙船が1機(ソユーズMS-16)、プログレス補給船が2機(プログレスMS-13/MS-14)、シグナス補給船が1機(運用13号機)の合計4機が係留されています。

なお、ISS関連の飛行としては、来月5月21日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙ステーション補給機(HTV)「こうのとり」9号機の打ち上げが予定されています。「こうのとり」はこの9号機が最後の打ち上げとなり、来年度には後継機となる新型の補給船「HTV-X」が打ち上げられる予定です。

また、5月28日にはスペースXの新型宇宙船「クルー・ドラゴン」の有人テスト飛行「Demo-2」が控えています。Demo-2では2名の宇宙飛行士がISSへと向かい、現在ISSに滞在している3名とともに第63次長期滞在クルーとしてタスクを実施する予定です。

 

関連:「こうのとり」最終ミッションの9号機、5月21日打ち上げへ

Image Credit: ROSCOSMOS
Source: ROSCOSMOS(1) / ROSCOSMOS(2)
文/松村武宏

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