欧州宇宙機関(ESA)は4月2日、運用を休止していた宇宙ミッション全てを再開することを発表しました。

休止していたのは、地球の磁気圏観測衛星「クラスター」火星探査機「マーズ・エクスプレス」火星探査機「トレース・ガス・オービター(TGO)」、太陽観測衛星「ソーラー・オービター」の4つのミッション。以前にお伝えしたESAの3月24日の発表では、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を受け、ドイツのダルムシュタットにある欧州宇宙運用センターに出勤する職員を減らすため、無期限のスタンバイモードに移行したと発表していました。

新たに公開された情報では、休止状態に入った理由として「上記4つのミッションに従事する欧州宇宙運用センターのスタッフ1名から新型コロナウイルスの陽性反応を確認」したためだといいます。該当職員は診断を受ける前に他の20名の職員と接触があり、感染拡大を防ぐために自宅待機を指示したことが明らかになりました。

ESAのPaolo Ferri氏は「センター内は休止期間中に徹底的な消毒や洗浄を行った」「新型コロナウイルスに感染した職員は、元気で順調に回復している」と述べ、再開した現在は出勤する職員を最小限にし、他の多くの職員はテレワークを実施しているとのことです。

なお、ESAとJAXAが協力した国際水星探査計画「BepiColombo(ベピコロンボ)」は予定通り進められており、4月10日には地球スイングバイを実施する予定です。

 

関連:ESAが一部の探査機や衛星の運用を休止。新型コロナの影響で出勤職員を減らす

Image: ESA/J. Mai
Source: SPACENEWS / ESA

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