ジェイムズ・ウェッブ望遠鏡、コロナ影響で開発が一時停止

NASAは3月20日、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の開発が新型コロナウイルスの影響で停止していると発表しました。

現在、新型コロナウイルスの影響によって多くのNASA職員がテレワークへと移行しています。そしてカリフォルニアで開発されていたジェイムズ・ウェッブも、その影響を大いに受けることになったのです。

もともと、2021年3月の打ち上げが予定されているジェイムズ・ウェッブですが、今回のパンデミックがなかったとしても、スケジュールどおりに計画が進行する可能性は低いことが指摘されていました。

さらに、今回のパンデミックは火星探査車「マーズ2020」のミッションに影響する可能性もあります。フロリダ州にある同探査車は組み立てが完成しておらず、またその電源も到着していません。マーズ2020は、今年7月の打ち上げが予定されています。

 

Image: NASA/Chris Gunn
Source: Space.com
文/塚本直樹