イラン、通信衛星「ザファル1」の軌道投入に失敗

イラン国営テレビは2月9日、シモルグ(フェニックス)ロケットをイランのセムナン州イマームホメイニスペースポートにて打ち上げを実施しましたが、通信衛星「Zafar(ザファル) 1」の軌道投入に失敗したことを発表しました。

シモルグロケットの打ち上げや「Zafar 1」の切り離しに問題はなかったものの、失敗の原因として軌道投入に必要な速度に達していなかったと報じています。

ここ数年、イランは人工衛星パヤムやドゥスチの打ち上げ失敗を経て、2020年に「Zafar 1、2」を含む人工衛星6基を打ち上げる計画を表明していましたが、今回の失敗はイランの宇宙開発にとってさらなる大打撃になったことは否めません。

なお、イランの宇宙計画は2015年2月に打ち上げられた人工衛星「Fajr(ファジル)」以来、軌道に投入された衛星はありません。

 

Image: PRESSTV
Source: NASAspaceflight

Last Updated on 2020/02/10

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