今年の7月に打ち上げられる予定の火星探査車「マーズ2020」。昨年アメリカで教育を受けている子どもたちを対象にしたマーズ2020の命名キャンペーンが行われましたが、応募された数々の名前からいよいよ9つの最終候補が選出されました。NASAでは現在、選出された名前に対する一般市民からの人気投票を受け付けています。

■2万8000の応募から9つを選出、決定は3月の予定

マーズ2020は2012年に火星へ到着した火星探査車「キュリオシティ」によく似た探査車です。計画では2021年2月18日に昔は湖だったと考えられているジェゼロ・クレーターへと着陸し、かつて存在していた可能性がある生命の痕跡を探します。

NASAによると、昨年2019年の8月から11月にかけて開催された命名キャンペーンでは、全米から総計2万8000もの応募が寄せられました。今回、そのなかから以下の9つの名前が最終候補として選出されています。

Endurance(エンデュランス、忍耐・我慢)
Tenacity(テナシティ、粘り強さ)
Promise(プロミス、約束・保証)
Perseverance(パーセベランス、忍耐・忍耐力)
Vision(ビジョン、視覚・洞察力)
Clarity(クラリティ、明快・明晰)
Ingenuity(インジェニュイティ、工夫・巧妙さ)
Fortitude(フォーティテュード、不屈の精神)
Courage(カレッジ、勇気・度胸)

現在、NASAでは特設サイト(https://mars.nasa.gov/mars2020/participate/name-the-rover/)において、上記の最終候補に対する人気投票を開催しています。投票は全世界の一般市民が対象で、日本から参加することも可能。投票結果は最終選考でも考慮されることになります。

投票方法は簡単で、特設サイトにアクセスし、気に入った名前の下にある「VOTE」(投票)ボタンを押すだけ。英文ですが、それぞれの名前を応募した子どもたちのエッセイを読むこともできます。投票の締め切りは1月28日14時(日本時間)です。

投票終了後、最終候補に選ばれた名前を応募した9人の子どもたちは、宇宙飛行士のJessica Watkinsさん、キュリオシティの名付け親であるClara Maさんらとともに、各々が選んだ名前についてのディスカッションに臨みます。最終選考の結果は3月上旬に発表される予定です。

火星で探査を行うマーズ2020の想像図(Credit: NASA/JPL-Caltech)

 

Image Credit: NASA/JPL-Caltech
Source: NASA
文/松村武宏

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