HAKUTO-Rは2021年に月着陸、2023年に月面探査を狙う

株式会社ispaceは予定している月面探査ミッション「HAKUTO-R」のスケジュールを変更し、2021年に月面着陸、および2023年に月面着陸&探査を実施すると発表しました。

HAKUTO-Rでは独自のランダー(着陸機)とローバー(探査車)を開発し、米スペースXの「ファルコン9」ロケットにて打ち上げます。また同プログラムは、民間企業による月面探査レースの参加チームから名前を引き継いでいます。

HAKUTO-Rは米DRAPERをつうじて、NASAの月面輸送事業者の育成プログラム「CLPS(クリプス)」に2018年11月に選定されました。そしてこのCLPSに対応するため、スケジュールを変更し月面着陸用のランダーに注力することとなったのです。

今後、HAKUTO-Rはランダーのための着陸脚の開発、ランダーを管制するアンテナ地上局の契約、ミッションコントロールセンターの設計、そして月面着陸のオペレーション計画とトレーニング計画の立案をすすめるとしています。

 

Image: ispace
■HAKUTO-Rプログラム内容の変更について

ispace
ispaceは、「宇宙を人類の生活圏にする」をビジョンに掲げ、月面資源開発の事業化に取り組んでいる次世代の民間宇宙企業です。人類が宇宙で生活をするためには、豊かなる仕組み=経済が必要になります。宇宙資源開発は宇宙に経済を築く第一歩になるでしょう。近年の研究によると、月には貴重な鉱物資源のほか、およそ60億トンの水が存在すると言われています。特に水は、水素と酸素に分解することでロケットの燃料にもなるので、将来の宇宙開発に欠かせない貴重な資源です。宇宙に燃料ステーションができると、宇宙輸送に革命が起こるのです。ispaceはこれらの資源を確保するため、超小型宇宙ロボット技術を軸に、国家主導のミッションよりも低価格かつ高頻度な月面へのアクセスを提供し、月面探査、資源採掘や貯蔵、輸送などを行い、宇宙資源を起点とした新しい産業創出をリードします。

文/塚本直樹

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