米スペースXは宇宙船プロトタイプ機「スターホッパー」の200メートルに達する飛行テストを8月16日〜18日に予定しています。
スペースXは宇宙船「スターシップ」の開発を進めており、その前段階としていくぶん小型なスターホッパーを開発。7月25日には、地上係留なしでの高度20メートル飛行テストに成功しています。
そしてスペースXを率いるイーロン・マスク氏は、週末の飛行テストに向けてFAA(連邦航空局)と協議をすすめていることを明かしているのです。
スターシップは100人の搭乗が可能な宇宙船で、「ラプター」エンジンを6基搭載。また、同じくラプターを35基搭載するブースター「スーパー・ヘビー」と組み合わせることで、火星開拓を含む打ち上げミッションに利用されます。
また、スペースXはテキサス州のボカ・チカにて「MK1」、フロリダ州のスペース・コーストにて「MK2」と名付けられた、2機のスターシップのプロトタイプ機の開発をすすめています。こちらには、それぞれ最低3機のラプターが搭載されます。
Image: イーロン・マスク (Twitter)
■SpaceX's Starship Prototype Could Make Its Biggest Hop Yet This Weekend
https://www.space.com/spacex-starhopper-prototype-next-test-hop-august-2019.html
文/塚本直樹