3回目となる再使用ドラゴン補給船が宇宙ステーションに到着

米スペースXのドラゴン補給船が7月27日、国際宇宙ステーション(ISS)に到着しました。

フロリダのケープ・カナベラル空軍基地から「ファルコン9」ロケットによって打ち上げられたドラゴン補給船は、2日間の飛行の後にISSに到着。なお、このドラゴン補給船は2015年と2017年に合計で2回のミッションを実施しており、今回の飛行が3回目となります。

そして、ドラゴン補給船の内部には約2.3トンの科学実験装置や補給物資が搭載されており、ISSのクルーによって回収されます。さらに、スペースXの「クルー・ドラゴン」やボーイングの「CST-100 スターライナー」などの宇宙船がドッキングするための、新たなインターナショナル・ドッキング・アダプタ(IDA)も輸送されました。

なお、ISSでは微生物と岩石が微小重力化によってどのように影響しあうのかや、3Dプリンターによって人体の軟組織を構成する実験が行われる予定です。一方、ドラゴン補給船は約1ヶ月後にISSを離れ、大西洋へと落下します。

 

Image: NASA TV
■Used SpaceX Dragon Cargo Ship Arrives at Space Station for Record 3rd Time
https://www.space.com/spacex-dragon-cargo-ship-crs-18-arrives-space-station.html
文/塚本直樹