ロケット・ラボ、小型人工衛星の打ち上げを実施

米ロケット・ラボは6月29日(現地時間)、「エレクトロン」ロケットを打ち上げました。ロケットの打ち上げと人工衛星の投入は成功しています。

「Make It Rain」と名付けられたこのミッションでは、全長約17メートル/2段式ロケットのエレクトロンが、ニュージーランドの射場から打ち上げられました。

搭載されていた7基の小型人工衛星には、BlackSkyの「BlackSky Global-3」、アメリカ特殊作戦軍の2基の「Prometheus」、それにオーストラリアの学生によるキューブサット「ACRUX-1」が含まれていました。なお、ペイロードの合計重量は80キログラムです。

エレクトロンはこれまでにテスト機を含め7機が打ち上げられ、さらに今後打ち上げ頻度を週1回、あるいはそれ以上に増やす予定です。また、年末までにはヴァージニア州のミッドアトランティック・リージョナル・スペースポートの射場の運用も始めることを計画しています。

Image: ロケット・ラボ
■Rocket Lab Launches 7 Small Satellites to Orbit
https://www.space.com/rocket-lab-launches-seven-satellites.html
文/塚本直樹