米ロケット・ラボは2019年3月28日、小型ロケット「エレクトロン」の打ち上げを実施しました。ロケットの打ち上げと人工衛星の投入は成功しています。
今回エレクトロンが打ち上げたのは、DARPAのアンテナ技術を実証する人工衛星「R3D2」。小さく折りたたまれたカプトン製のアンテナを約2.3メートルに展開し、通信感度のテストを実施する予定です。
ニュージーランドのマヒア・ペニンシュラから打ち上げられたエレクトロンは、今回で4回目のミッションとなります。なお、同社は2019年にはさらにロケットの打ち上げ回数を増やしたいと表明しています。
現在、ロケット・ラボはニュージャージー州のワロップ島にもロケットの射場を建築しています。今後も、オンタイムでの打ち上げが可能な小型ロケットの需要は増えるものと予測されます。
Image: ロケット・ラボ
■Rocket Lab Launches Experimental Satellite for DARPA
https://www.space.com/rocket-lab-launch-experimental-satellite-darpa.html
文/塚本直樹