ロケット・ラボ、月やさらに遠方のミッションを計画 フォトンを利用

米ロケット・ラボは2019年10月21日、フォトンプラットフォームを利用し人工衛星を月やさらに遠方へと投入する計画を発表しました。

ロケット・ラボは小型ロケットのエレクトロンを運用しており、プロトンと組み合わせることで低軌道を超え、静止軌道や月、その先への貨物の運搬を目指します。

フォトンはキックステージの進化系で、1基のエンジンを搭載し最大170キログラムのペイロードを搭載することができます。

なお、最初のフォトンのミッションは2020年後半までに実施される可能性があります。

また、ロケット・ラボはバージニア州ワロップス島において第2の射場を整備しています。さらに、エレクトロンの第1段のヘリコプターによる回収と再使用も計画しています。

 

Image: ロケット・ラボ
Source: Space.com
文/塚本直樹