中国月面探査機、月の裏側へ着陸準備開始。1月に実施か

中国国家航天局(CNSA)は、月面無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」が月面裏側に着陸するための軌道に入ったことを12月30日に発表しました。

嫦娥4号」は、月面の地形や地質、鉱物などの調査を目的に2018年12月8日に「長征3号B」ロケットによって打ち上げられ、12日には月周回軌道に投入されました。数週間の月面周回を行いながら軌道修正やテストなどを実施し、月面着陸に備えていました。月面裏側への着陸予定日時は公表されていませんが、2019年1月中に着陸を試みることが予測されます。

また、月面裏側へ着陸後の「嫦娥4号」とのデータを送受信する中継衛星「鵲橋(じゃくきょう)」の機能も正常に動作していると報じています。

 

Image Credit:CESA
■嫦娥四号探测器成功实施环月降轨控制
http://www.cnsa.gov.cn/