NASAが9月21日に新たに公開した画像は、スペースデブリ除去実験の小型衛星「リムーブデブリス(Remove Debris)」が宇宙へ放出された際の姿を捉えたものです。
「リムーブデブリス」は、欧州連合によりスペースデブリ除去実験用としてナノラックスが開発。2018年4月にスペースXのドラゴン14号機に搭載され、国際宇宙ステーションに運ばれました。国際宇宙ステーションからのドラゴン補給船のキャッチは「カナダアーム2」が用いられ、金井宣茂宇宙飛行士が担当したことでも記憶に新しいです。
そして、2018年6月20日に国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」から宇宙空間へ放出されました。その「リムーブデブリス」の模様はナノラックスがTwitter・youtubeを通じて写真や動画を公開しています。
At exactly 11:35:00 UTC on June 20, we had a beautiful view of the #RemoveDEBRIS satellite being released from our #Kaber deployer. Thank you @astro_ricky for capturing such beautiful photos of this historic moment on @Space_Station! pic.twitter.com/bcQfrBjfaR
— Nanoracks (@Nanoracks) June 22, 2018
「リムーブデブリス」は、2018年10月に捕獲ネットの放出実験が行われ、つづく12月に視覚ベースでスペースデブリの位置を把握する試験、2019年2月には銛を利用した試験を実施予定となっています。
Image Credit:NASA/Twitter/youtube
■Small Satellite Demonstrates Possible Solution for 'Space Junk'
https://www.nasa.gov/image-feature/researching-how-best-to-remove-space-junk