インターステラテクノロジズ(IST)株式会社は、2018年6月30日に実施した観測ロケット「MOMO2号機」の打ち上げ実験に関する調査結果報告書(第1報)を公開しました。
報告書では、MOMO2号機において次のような状況が発生した可能性を報告しています。1、姿勢制御用スラスタの燃焼器が設定範囲外で動作した 2、姿勢制御用ガスの温度が設計値を大幅に上回り、配管が溶融した 3、漏れた高温ガスがバルブ駆動系配管を燃損しエタノール供給が止まった
MOMO2号機は離昇後4秒で推力を失い、射点に落下し炎上しました。またISTは現在「MOMO3号機」のクラウドファンディングプロジェクトを開始しており、スラスタ供給配管などの変更が検討されています。
Image Credit: インターステラテクノロジズ
■MOMO2号機 打上実験 調査結果報告書 (第1報)
[http://www.istellartech.com/]
(文/塚本直樹)