中国ランドスペース、「朱雀1号」ロケットを2018年中に打ち上げ

中国ランドスペース(Landspace)初となるロケット打ち上げを2018年第4四半期(10月〜12月)に実施することが、海外にて報じられています。この打ち上げでは、中国テレビ局の小型人工衛星も搭載されるようです。

ランドスペースが打ち上げるのは、3段式の固体ロケット「朱雀1号(Zhuque-1)」。そしてペイロードとしては、太陽同期軌道へと投入されるCCTVの科学実験・リモートセンシング衛星が搭載されます。またこれは、中国民間企業による初の軌道打ち上げとなる予定です。

朱雀1号は全長19m、直径1.35mの個体ロケットで、高度500kmの太陽同期軌道へと200kg、高度300kmの地球低軌道に300kgのペイロードを投入できます。またランドスペースは2020年の打ち上げを目指し、全長48.8mで直径3.35mの液体ロケット「朱雀2号(Zhuque-2)」も開発しています。こちらは先述と同高度の太陽同期軌道に2トン、地球低軌道に4トンのペイロードが投入できます。

Image Credit: ランドスペース
■Landspace of China to Launch First Rocket in Late 2018
https://www.space.com/41382-landspace-china-first-rocket-launch-2018.html
(文/塚本直樹)