日本発スペースウォーカー、有翼宇宙船による有人飛行 2027年にも

九州工業大学発のスペースウォーカーは2018年8月1日に記者会見を開き、スペースプレーン(有翼宇宙船)の開発計画を発表しました。

スペースウォーカーは2021年に9.5mのサブオービタルプレーンを科学実験向けに、2023年に14mのサブオービタルプレーンを小型衛星投入向けに、そして2027年には15.9mのスペースプレーンを有人宇宙飛行向けに打ち上げます。最も大型となるスペースプレーンは乗員2名、乗客6名の搭乗が可能です。また今年には、1.7mの『gaaboo号』の試験飛行も予定されています。

スペースプレーンは翼を持つことで、自力で滑走路から離陸し宇宙空間へと到達し、その後に滑空しながら滑走路へと戻ることができます。また再使用が可能で、20年〜30年のあいだに100回再使用ができるとうたっています。

さらにプロジェクトにはJAXAやIHIエアロスペース、IHI、川崎重工なども参加しています。日本発の有人飛行を成し遂げるという大きな夢を持ったスペースシップ、計画の進展を楽しみに見守りたいものです。

Image Credit: スペースウォーカー
■スペースウォーカー
https://space-walker.co.jp/
(文/塚本直樹)