エアバス、火星サンプル回収ローバーとオービタを研究へ


 
ESA(欧州宇宙機関)はに対し、サンプルの回収ローバー(探査車)とオービター(衛星)の研究に関する契約を結んだと発表しました。
 
計画では、まず地上で「フェッチ・ローバー(Fetch Rover)」が活動することになります。これは2026年に打ち上げられ、のローバー「Mars 2020」が収集した岩石のサンプルを回収するのです。そして、サンプルはが開発するロケット「マーズ・アセント・ビークル(Mars Ascent Vehicle)」に搭載され、軌道上へと打ち上げられます。
 
ロケットにより打ち上げられたサンプルは、これまたが研究をすすめる「アース・リターン・オービタ(Earth Return Orbiter)」とコンタクトします。そしてサンプルを再突入カプセルへと移動させ、これがへと送られるのです。
 
Image Credit: エアバス
■ESA awards Mars sample return study contracts as international cooperation plans take shape
http://spacenews.com/esa-awards-mars-sample-return-study-contracts-as-international-cooperation-plans-take-shape/
(文/塚本直樹)