国内宇宙開発企業のインターステラテクノロジズ社による、2度目の宇宙への挑戦となる観測ロケット「MOMO2号機」。こちら、打ち上げ実験が夏以降となることが公式ツイッターアカウントによって明かされています。
MOMO2号機は「MOMO」の改良型で、ロール制御方式を変更し構造を強化。またペイロードとして観測機器「インフラサウンド計測装置」も搭載されていました。さらにクラウドファンディングによる資金募集にも成功しており、今後は研究やエンタメ方面でのロケットの商業打ち上げも目指すと発表されています。
なお、今回の延期の原因となったのはバルブ駆動用ガスの漏れだとされています。これは2号機で噴射装置を別途追加し、窒素ガスの噴射系統を削除したところ、ある条件では安全弁が作動して窒素ガスが漏れてしまう現象が起きたとのことです。
プロジェクトの公式アカウントとなるなつのロケット団公式によれば、5月3日〜5月5日での打ち上げは見送り、夏以降のウィンドウの設定を目指すとしています。また、詳細は今後発表されるそうです。
Image Credit: インターステラテクノロジズ
■なつのロケット団公式
[https://twitter.com/natsuroke/status/990887119185887233]
(文/塚本直樹)
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