2018年2月に打ち上げが成功した、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の小型ロケット「SS-520 5号機」。こちらがギネス世界記録に認定されたことが発表されました。
「smallest orbital rocket / 最小の軌道ロケット」として登録された、今回の記録。SS-520 5号機は高さ9.54m、直径0.52m(代表径)で、観測ロケット「SS-520」を3段式にしたロケット。固体燃料を利用し、低軌道に4kg以上の打ち上げ能力を持ちます。2月の打ち上げでは超小型衛星「TRICOM-1R」を軌道へと投入しました。
JAXAは今回の記録について、「小型で低コストの打上げシステムの実現・普及へと産業界も含めて積極的に取り組みたい」と発表しています。
Image Credit: JAXA
■SS-520 5号機がギネス世界記録(R)に認定されました
http://www.jaxa.jp/press/2018/04/20180427_guinness_j.html
(文/塚本直樹)
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