火星移植から地球での移動まで幅広い利用が計画されている、スペースX社の次世代大型ロケット「BFR」。こちらがロサンゼルスの湾岸地帯となる「ポート・オブ・ロサンゼルス」にて製造されることが、同社社長から発表されました。
ロサンゼルスの港湾管理局の資料によれば、スペースXの施設はターミナル・アイスランドに7.3ヘクタールの規模で建設されます。敷地のリース期間は10年間で、その後も20年にわたって契約の延長が可能。また1年あたりの賃料は138万ドル(約1億5000万円)となります。
なお、BFRは宇宙ステーションへの補給ミッションや月面探査、さらに2024年には火星の有人探査にも利用される予定です。
Image Credit: スペースX
■SpaceX Will Build Its Next-Gen Mars Rocket in Los Angeles
https://www.space.com/40332-spacex-will-build-bfr-mars-rocket-in-los-angeles.html
(文/塚本直樹)
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