水星磁気圏探査機「MMO」、愛称と搭載メッセージを募集


 
JAXA(宇宙航空研究開発機構)は、欧州宇宙機関(ESA)と共同で進めている水星磁気圏探査機「MMO」の愛称と、搭載するメッセージの募集キャンペーンを発表しました。
 
MMOは国際水星探査計画「ベピコロンボ」のもとで開発されている探査機で、2018年度にフランス領ギアナから「アリアン5」ロケットで打ち上げる予定です。探査機は水星の表面、内部の観測を行う「MPO(水星表面探査機)」と磁場・磁気圏の観測を行う「MMO(水星磁気圏探査機)」の2つから構成。このうちMMOは日本が開発を担当し、水星到着後に分離し水星の周辺環境や磁気圏の解明へと挑むのです。
 
愛称やメッセージ(1MBの容量以下であれば寄せ書き、イラスト、音声、動画も可能)の募集は2018年2月20日から4月9日10時まで行われ、専用サイト(URLはこちら)の応募フォームか郵送、JAXA相模原キャンパスに設置された特製ボックスに応募することになります。また、すでに利用されている愛称についてのまとめ(URLはこちら)も掲載されています。
 
決定された愛称は4月〜5月にJAXAのプレスリリースおよびホームページで発表され、愛称の提案者全員に認定証および記念品が配送されます。

 
Image Credit: JAXA/池下章裕
■水星磁気圏探査機MMOの愛称、探査機に搭載するメッセージ等の募集について
http://www.jaxa.jp/press/2018/02/20180220_mmo_j.html
(文/塚本直樹)