2018年1月24日(現地時間)に民間初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」の公式サイトから発表された内容と同じく、日本チーム「HAKUTO」は記者会見にてレースの終了と、これからの方針について表明しました。
HAKUTOはプレスリリースにて、インドの「チームインダス」とミッション達成についてあらゆる可能性を検討したが、やはりその実現は困難だと判断。ただし、月面探査ローバー「SORATO」の調整は期限直前まで継続するそうです。
現在、HAKUTOのローバーを開発しているispaceは2019年末頃の月周回軌道衛星投入計画「Mission 1」、そして2020年末頃の月面軟着陸と探査計画「Mission 2」を予定しています。SORATOの開発の経験は、将来の月面探査でも活かされることになります。
そしてXPRIZE財団との協議の中で、同財団は新たな月面レースの開催を検討すると表明しています。HAKUTOは今後の方針やローバー最終調整について、決まり次第通知するとのことです。
Image Credit: 大貫剛
■日本発の民間月面探査への挑戦は続けます 〜新たなLunar XPRIZEを視野に〜
[http://team-hakuto.jp/5749/?lang=ja]
(文/塚本直樹)
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