インド宇宙研究機関(ISRO)は2018年1月11日(東部時間)、「PSLV」ロケットをサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げました。ロケットの打ち上げは成功し、31個の人工衛星が軌道に投入されています。
昨年8月の打ち上げ失敗以来となる、PSLVロケットの打ち上げ。ロケットにはISROの地球観測衛星「Cartosat-2F」と30個の人工衛星が搭載されていました。地上約500kmに投入されるCartosat-2Fは地上や資源のモニタリング調査に利用されることになります。
そして30基の人工衛星はアメリカやカナダ、フィンランド、フランス、韓国、イギリスなど、インドを含む7つの国からそれぞれ搭載されています。内訳としてはアメリカの小惑星調査に利用されるナノ・サテライト「Arkyd-6」や、インドのマイクロ・サテライトが1つ、ナノ・サテライトが1つなどから構成されています。
Image Credit: ISRO
■Indian Rocket Launches 31 Satellites Into Orbit
https://www.space.com/39372-indian-rocket-launches-31-satellites-into-orbit.html
(文/塚本直樹)
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