民間初のロボット月面探査レースに参加する日本チームの「HAKUTO」は2018年01月11日に記者会見を開き、月への探査車(ローバー)の打ち上げを諦めないと表明しました。ただ同時に、3月の打ち上げが困難になったことも明かしています。
月面探査レース「Google Lunar XPRIZE(GLXP)」では、民間で開発された探査車を月で500メートル以上走行させた後に画像や動画を地球に送信するのが目標です。日本のHAKUTOはインドの「チームインダス」と組み、2018年3月末までにインド宇宙研究機関(ISRO)の「PSLV」ロケットで打ち上げられる予定でした。
しかし1月に入り、チームインダスとPSLVとの契約が困難になったとの現地報道が登場。記者会見に登場した袴田代表も、GLXPからの離脱は考えていないものの、期限までのロケットの調達が難しくなったと明かしています。
ただしGLXPの期限に間に合わなくてもいずれ探査車を打ち上げ、さらにGLXPへレース期限の延期を求めていることも明かしています。 また探査車を開発しているispaceは、2020年末頃に予定している月面への探査車(ローバー)を軟着陸させ、月面探査をおこなう「Mission 2」の予定は変わらないとしています。
Image Credit: 大貫剛
■HAKUTO
http://team-hakuto.jp/
(文/塚本直樹)
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