日欧水星探査計画「ベピコロンボ」、10月20日に打ち上げ日変更

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2018年9月27日、日欧共同の水星探査計画「ベピコロンボ(BepiColombo)」の打ち上げ日を10月20日10時45分(日本時間)に変更すると発表しました。

ベピコロンボは2機の周回探査機による水星探査ミッションです。日本側の磁気圏探査機「みお(MMO)」と、ヨーロッパ側の表面探査機「MPO」が同時に打ち上げられます。そして2025年12月も水星に到達し、約1年間の観測を行う予定です。

2機の衛星は合体した状態で打ち上げられ、電気推進モジュール(MTM)の力で飛行します。MMOは水星の固有磁場、周辺環境(磁気圏・太陽風との相互作用)を、そしてMPOは水星の表面地形、鉱物・化学組成、重力場の精密計測を目標としているのです。

なお、打ち上げはフランス領ギアナのクールー宇宙基地から、「アリアン5」ロケットによって実施されます。

 

Image Credit: JAXA
■国際水星探査計画BepiColomboの打上げ日時の変更について
http://www.jaxa.jp/press/2018/09/20180927_mmo_j.html
(文/塚本直樹)