「みお(MIO)」に水星磁気圏探査機の愛称決定

JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2018年6月8日、欧州宇宙機関(ESA)と共同で進めている水星磁気圏探査機「MMO」の愛称を「みお(MIO)」に決定したと発表しました。
 
MMOは国際水星探査計画「ベピコロンボ」のもとで開発されている探査機で、2018年度にフランス領ギアナから「アリアン5」ロケットで打ち上げられる予定です。ミッションは水星の表面、内部の観測を行う「MPO(水星表面探査機)」と磁場・磁気圏の観測を行う「MMO(水星磁気圏探査機)」の2探査機で実施し、日本が開発を担当するMMOは水星到着後に分離し水星の周辺環境や磁気圏の解明へと挑みます。
 
今回愛称がみお(MIO)に決定された理由について、JAXAは以下をあげています。
 
・「河川や海で船が航行する水路や航跡の意味をもつこと」
・古くより船が航行するときの目印にする標識を澪標(みおつくし)といい、和歌では「身を尽くし」の掛詞 になること
・船 が流れの中を進むイメージが合致すること
・海外の方にも発音しやすいこと

 
Image Credit: JAXA/池下章裕
■水星磁気圏探査機MMOの愛称決定について
http://www.jaxa.jp/press/2018/06/20180608_mmo_j.html
(文/塚本直樹)