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アマゾン創業者のジェフ・ベゾスが代表を務める、宇宙開発企業の「ブルー・オリジン」。このブルーオリジンの再使用可能な有人ロケット「ニュー・シェパード」が、2017年12月11日〜14日に無人打ち上げ試験を実施することが公表されました。ただしGeekWireによれば、打ち上げは確実に実施されるかどうかが定かではないそうです。
今回テキサスのスペースポートから打ち上げられるのは、完全新作のニュー・シェパード3号機(NS3)。これまで利用していたニュー・シェパードの2号機(NS2)は2016年までに5回の打ち上げと着陸を実施し、引退しています。そして3号機の宇宙船は実際に有人打ち上げに利用される仕様に近く、実際に窓が備え付けられているそうです。
さてこのニュー・シェパードですが、サイエンス系のペイロードも搭載する予定ですが、一番の目玉はやはり民間宇宙旅行としてのサブオービタル機としての利用でしょう。ロケットは打ち上げられると高度100kmまで達し、数分間の微重力環境を実現。乗員は宙に浮いたり、あるいは丸い地球の縁を眺めることができます。
ブルーオリジンによれば、ニュー・シェパードによる初の商業打ち上げは2018年を予定。来年にはこのロケットで、記念すべき民間旅行に参加する幸運な旅行者が誕生するのでしょうか?
Image Credit: ブルーオリジン
■Jeff Bezos’ Blue Origin venture gives notice for spaceship flight test this week
https://www.geekwire.com/2017/jeff-bezos-blue-origin-venture-gives-notice-spaceship-flight-test-week/
(文/塚本直樹)