民間初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」に参加する、日本チームの「HAKUTO」。このHAKUTOは2017年11月8日、2018年3月31日までのミッションの達成を目指すと発表しました。
Google Lunar XPRIZEでは民間で開発された探査車を月へと送り込み、500メートル以上走行させた後に画像や動画を地球に送信するのが目標です。最初に画像や動画の送信に成功したチームには2000万ドル(約23億円)の賞金を設定。また今年8月には、ミッションの期限が2018年3月31日にまで延長されていました。
Google Lunar XPRIZEは11月6日〜7日までミッションプラン審査会を実施。HAKUTOはインドチーム「TeamIndus(チームインダス)」と共同で、探査車(ローバー)「SORATO(ソラト)」を送り込みます。打ち上げはインドのサティッシュ・ダワン宇宙センターからPSLVロケットの利用を予定。ローバー自体は12月にインドへと輸送されます。
開始当初は数多くのチームが参加していたGoogle Lunar XPRIZEですが、現在はファイナリストとしてイスラエルの「SpaceIL」、アメリカの「Moon Express」、国際チームの「Synergy Moon」、インドの「TeamIndus」、そして日本の「HAKUTO」が残っています。思っていたよりも高かった月への探査車の送り込みというハードルですが、なんとか最後の追い込みを見せてほしいものです。
Image Credit: HAKUTO
■Google Lunar XPRIZEに挑戦する民間月面探査チーム「HAKUTO」 ミッションプラン審査会を通過、 2018年3月31日までのミッション達成を目指す
http://team-hakuto.jp/5739/?lang=ja
(文/塚本直樹)
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