民間初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」にて、とうとう5つのチームがファイナリストとして最終ステージへと進むことが発表されました!
Google Lunar XPRIZEは民間主導によって月に探査車を送り込み、500メートル以上走行させた後に画像や動画を地球に送信するというレース。最初に画像や動画の送信に成功したチームには2000万ドル(約23億円)の賞金が送られます。
当初は34チームが同レースに参加していましたが、ファイナルステージに進めたのはイスラエルの「SpaceIL」、アメリカの「Moon Express」、国際連合チームの「Synergy Moon」、インドの「Team Indus」、そして我らが日本の「HAKUTO」。これらのチームは2016年中にロケットの打ち上げ契約にこぎつけることができたのです。
SpaceILは探査車「Sparrow」を2017年中盤にファルコン9ロケットにて打ち上げる予定です。Moon Expressは探査車「MX-1E」を民間のエレクトロンロケットにて、Synergy Moonは探査車を「Neptune 8」ロケットにて、そしてTeam IndusとHAKUTOは探査車をPSLVロケットにて2017年年末に打ち上げる予定です。
なお、Google Lunar XPRIZEでは2017年の12月31日までにロケットが打ち上げる必要があります。上の5チームは現時点の予定では、期日までのロケット打ち上げが行われるはず。民間の力を月にまで広げる歴史的なイベントの成り行きを見守りたいですね!
Imagae Credit: HAKUTO
■Five finalists will try to land a spacecraft on the Moon this year to win the Google Lunar X Prize
http://www.theverge.com/2017/1/24/14360574/google-lunar-x-contest-moon-landing-2017
■Google announces the five Lunar Xprize finalists
https://www.engadget.com/2017/01/24/google-lunar-xprize-finalists/
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