1月11日の午前中に打ち上げが予定されていた世界最小の衛星打ち上げ用ロケット「SS-520 4号機」ですが、JAXAはその打ち上げを延期しました。延期の原因は「天候が必要な条件を満たさなかったため」だとしています。
SS-520 4号機は全長9.54m、直径0.52mと、衛星打ち上げ用としては非常に小型な固体燃料ロケットです。その構成は2段式の観測ロケット(SS-520)をベースに、3段モータとペイロードとしての人工衛星を搭載したもの。また人工衛星としては東京大学の超小型衛星「TRICOM-1」が搭載されています。
なお、次回の打ち上げ日時については明かされていません。内之浦宇宙空間観測所がある肝付町の天気予報を見ると、明日から週末にかけて晴れたり曇ったりの天候が続くようです。民間企業による宇宙開発への進出の促進を目的として行われるSS-520 4号機の打ち上げですが、その瞬間まではもう少し待たなければいけないようです。
Imgae Credit: JAXA、東京大学
■SS-520-4号機打ち上げの延期について
http://www.jaxa.jp/projects/rockets/s_rockets/
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