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いよいよ打ち上げの詳細が決まりました! 民間初のロボット月面探査レース「Google Lunar XPRIZE」と、それに参加する日本チームの「HAKUTO」。そのHAKUTOのローバー(探査車)を開発するispaceが、インドのチームインダスとローバー輸送の相乗り契約を結んだと発表したのです! 
 
このGoogle Lunar XPRIZEでは、民間が主体となって月面を探査するローバーを開発します。そしてローバーを月面に送り込み、500メートル以上走行させた後に動画や写真を地球に最初に送信したチームに対して2000万ドル(約23億円)という賞金が送られるのです。現在は16チームが名誉ある一番乗りを目指し、ローバーを開発しています。
 
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そして、HAKUTOが契約を結んだチームインダスも探査車を開発しています。このチームインダス、12月初頭にロケット打ち上げの契約を交わしたばかり。同チームは上画像のインド宇宙研究機関の「PSLV」ロケット2017年の12月28日の打ち上げを目指しています。そしてPSLVロケットに搭載されたチームインダスのランダー(着陸船)にHAKUTOも相乗りし、「雨の海 北緯35度25分、西経29度23分」に着陸する予定です。
 
Google Lunar XPRIZEではすでにイスラエルのSpaceIL、アメリカのMoon Express、国際連合チームのシナジー・ムーンも打ち上げの契約を交わしており、ドイツのパートタイム・サイエンティスツもロケットの相乗り打ち上げを予約しています。
 
さらに、HAKUTOにはKDDIだけでなくIHI(石川島播磨重工)Zoff、JAL、リクルート、スズキ、セメダインなどさまざまな企業がパートナーとなり、また技術を提供しています。どのチームが賞金を掴み取るのかはまだまだわかりませんが、HAKUTOが月面を元気に駆け回る日を楽しみにしたいですね!
 
Image Credit: HAKUTO
■Google Lunar XPRIZEに挑戦する 民間月面探査チーム「HAKUTO」 チームインダスと新たに“相乗り”契約を締結
https://www.atpress.ne.jp/news/118666

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