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今月17日にオービタルATK社の「アンタレス」ロケットによって打上げられた、シグナス補給船。このシグナス補給船が23日、ISS(国際宇宙ステーション)へと到着しました。シグナス宇宙船の捕獲は現在ISSに滞在している大西宇宙飛行士が担当しています。
 
科学実験機器や宇宙飛行士のための消耗品を搭載したシグナス宇宙船「アラン・ポインデクスター号」は、11時28分(グリニッジ標準時)にISSのロボットアームによって捕獲。2.3トンにも及ぶ、物資の運搬に成功しました。
 
またシグナス補給船は自分でISSへと移動してドッキングするのではなく、ISSからのロボットアーム操作によってISSへと接続されます。そして、このミッションを担当したのが大西飛行士。17.6メートルとなが〜いカナダアーム2を利用して、シグナス補給船をキャッチ。そして今後、NASAのミッションコントロールセンターはアームを遠隔操作し、ユニティモジュールへとシグナス補給船を接続します。
 
なお、今回の接続はバイコヌール宇宙基地から打上げられ、3人の宇宙飛行士をISSへと運搬したソユーズ宇宙船のドッキングを待ってのものでした。また打上げに利用されたのは2年前の爆発事故を受け、エンジンなどの仕様を変更した「改良型アンタレス」ロケットとなります。
 
これまでアンタレスの不在により、ユナイテッド・ローンチ・アライアンスの「アトラスV」ロケットがシグナス補給船の打上げに利用されてきました。しかし改良型アンタレスによる打ち上げミッションの成功により、今後はより安定してISSへの物資の輸送が可能になることでしょう。
 
Image Credit: NASA
■Orbital ATK Cygnus Supply Ship Arrives at Space Station
http://www.space.com/34470-cygnus-cargo-ship-space-station-arrival.html

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