アマゾン創立者のジェフ・ベゾス氏が創立し、現在2018年の宇宙旅行実現に向けて歩みをすすめるブルーオリジン社。そのブルーオリジン社が4月2日に3度目となる「ニュー・シェパードロケットの打ち上げ&着地」に成功しました。
ブルーオリジン社の利用する「ニュー・シェパード」の特徴は打ち上げた後に自力で着地し、再利用が可能なこと。今回のニュー・シェパードも昨年11月と今年1月に打ち上げと着地を経験しており、今回も全く問題なくミッションを終えることができました。もちろんご想像の通り、ロケットを再利用することで打ち上げ費用の削減が期待できます。
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今回の打ち上げでは以前と同一エンジンが使われましたが、ソフトウェアには変更が加えられています。ニューシェパードは打ち上げの後上空103.8kmに達し、しばし美しい宇宙空間と地球の曲面を堪能。その後、地上までわずか1.1kmの地点まで落下して逆噴射を開始し、本当に狙いすましたような精度で減速して地面に降り立ちました。地上へのタッチダウンの速度はたったの8km。ブルーオリジンの着地技術が着実に進歩していることを伺わせます。
なお、ブルーオリジンは2018年には商業宇宙旅行を実現したいと表明しています。最初の宇宙行きのチケットは高そうですが、いずれ私たち庶民でも買えるくらいに値下がりすることを期待しましょう!
Image Credit: Blue Origin
■Blue Origin reusable rocket completes third launch and landing
http://www.slashgear.com/blue-origin-reusable-rocket-completes-third-launch-and-landing-03434488/