ロシア国営ROSKOSMOS社は3月13日3時56分(日本時間)、この日予定していた、バイコヌール宇宙基地からの「ソユーズ2.1b」ロケットの打ち上げを、離昇直前で中止した。
打ち上げの10数秒前に、コンピューターが自動的にロケット・エンジンの点火を中止させた。ソユーズの点火シーケンスは離昇20秒前から始まり、ターボ・ポンプの回転開始、エンジン点火、推力アップを経て、最大推力になると離昇する。
ロシアのタス通信によると、エンジン点火前に、コンピューターが何らかの問題を検出したという。現時点で詳しい原因は明らかにされていない。
また点火前での中止だったため、エンジンの点検をせずに再打ち上げが可能だという。ROSKOSMOS社では、24時間後の14日3時56分に再度打ち上げを試みるとしている。
今回の打ち上げでは、地球観測衛星「リスールスP」の3号機を、高度約500kmの太陽同期軌道に投入する。
Image Credit: Roskosmos
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