国際宇宙ステーション内部のバーチャル・ツアー、ロシア側モジュールが公開
欧州宇宙機関(ESA)は3月10日、国際宇宙ステーション(ISS)のロシア側モジュール「ザリャー」内部を360度見渡せる、バーチャル・ツアーを公開した。
このコンテンツは、2014年11月23日から2015年6月11日までISSに長期滞在したESAのサマンサ・クリストフォレッティ宇宙飛行士が撮影した画像から作成されたもので、Flickr、Facebook、Youtubeから閲覧できる。
簡単なマウス操作で360度すべてを見渡すことができ、壁面を縦横無尽に這い回る配線類や、ところ狭しと押し込まれた数多くの機器や物資であふれかえっている様子など、模型や地上の展示品などでは再現されていない光景が見られ、まるで実際にISSの中にいるかのような気分を味わうことができる。
ESAではまた、同機関のWebサイト上で、映像や詳しい解説を読むことができるコンテンツも解説している。こちらは昨年7月にすでに開設されており、まず米国、欧州、日本など、一部のモジュールのみが公開されていた。
ESAでは今後も毎週、新しいモジュール、コンテンツを順次追加していくとしている。
Image Credit: ESA
■International Space Station panoramic tour / Highlights / International Space Station / Human Spaceflight / Our Activities / ESA
http://www.esa.int/Our_Activities/Human_Spaceflight/International_Space_Station/Highlights/International_Space_Station_panoramic_tour