スペースXのロケットは無事に衛星を打ち上げたものの、着地に失敗した
衛星をロケットで打ち上げ、そのロケットを回収して再利用するという意欲的な取り組みが行なわれているスペースXのロケット「ファルコン9」。今回はドローン船での回収という新たな挑戦を行なったのですが、衛星は無事に打ち上げたものの残念ながら着地には失敗してしまいました。
Well, at least the pieces were bigger this time! Won't be last RUD, but am optimistic about upcoming ship landing. pic.twitter.com/w007TccANJ
— Elon Musk (@elonmusk) 2016, 1月 17
スペースXでCEOを務めるイーロン・マスク氏のツイートによると、最初の着地はうまくいったものの脚の一つがうまく動作せず、ロケットが倒れてしまったんだとか。うーん、惜しい! あと少しで作戦は成功だったんですね。
なお、昨年末に打ち上げられたファルコン9は地上への着地を成功させています。マスク氏によると、海上の船への着地は的が小さく、さらに移動&回転しているために難易度がかなり上がるそうです。また、一部で広まっている「海上への着地は燃料を節約するため」という説を否定し、「単に打ち上げミッションのスピードを上げるため」だとしています。
なお、ファルコン9が搭載していた地球観測衛星「ジェイソン3」は無事打ち上げに成功しています。今回のトラブルもエンジン系統ではなく脚の問題だったので、対策もそれほど難しくはなさそうです。ロケットを回収して打ち上げコストを大幅に下げるスペースXの計画、今後の発展がますます楽しみですね! 次は無事成功するかな?
Image Credit: Twitter
■Elon Musk(Twitter)
https://twitter.com/elonmusk/status/688837706005131264