米スペースX社は1月18日(日本時間)に、地球観測衛星「ジェイソン3」を搭載した「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施する。
米航空宇宙局(NASA)によると、現地時間8日に飛行準備審査会が完了し、18日の打ち上げに向けた作業を実施することが決定されたという。このあとファルコン9は、現地時間11日に静的燃焼試験を実施し、正常に完了すれば、15日に衛星をロケットに搭載するという。
打ち上げ日時は太平洋標準時1月17日10時42分18秒(日本時間1月18日3時42分18秒)に設定されている。打ち上げは米カリフォーニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地からとなる。
今回の打ち上げは、ファルコン9のヴァージョンのひとつである「v1.1」にとって最後となる。ファルコン9は1号機から5号機までは「v1.0」と呼ばれる構成の機体が使われ、6号機から機体を大幅に改良した「v1.1」が使用されていたが、さらに機体を改良して性能を上げた「v1.1フル・スラスト(FT)」が完成し、昨年末の打ち上げにも成功したことから、v1.1は今回の打ち上げで最後となり、以降はv1.1 FTに一本化される。
Image Credit: NASA
■Flight Readiness Review Gives “Go” to Proceed Toward Jan. 17 Launch | Kennedy Space Center
https://blogs.nasa.gov/kennedy/2016/01/08/flight-readiness-review-gives-go-to-proceed-toward-jan-17-launch/