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国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給する「プログレスM-29M」補給船を載せた「ソユーズU」ロケットが、バイコヌール宇宙基地の発射台に設置された。現在は打ち上げに向けた準備が続けられており、10月1日(日本時間10月2日)に打ち上げられる予定となっている。

現在のところ、打ち上げはカザフスタン時間2015年10月1日22時49分40秒(日本時間2015年10月2日1時49分40秒)に設定されている。打ち上げ場所はバイコヌール宇宙基地の第1発射台で、ここは1961年に、人類初の宇宙飛行士ユーリィ・ガガーリンが飛び立った場所でもあることから、通称「ガガーリン発射台」とも呼ばれている。

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打ち上げ後、プログレスM-29Mは約6時間でISSに到着し、日本時間2日7時54分ごろに「ズヴィズダー」モジュールにドッキングする予定となっている。

打ち上げ時の質量は7290kgで、そのうち2369kgを、水や食料、生活用品、また燃料、酸素ガスなどの補給物資が占めている。

プログレスM-MはロシアのRKKエネールギヤ社が開発した無人の補給船で、プログレス・シリーズの最新型にあたる。2008年に1号機が打ち上げられ、これまでに28機が飛行、そのうちプログレスM-12MとM-27Mは、ロケットの問題により失敗に終わっている。

プログレスM-27Mの失敗は今年4月に起き、また昨年10月には米国の「シグナス」補給船が、さらにM-27M失敗後の今年6月には米国の「ドラゴン」補給船の打ち上げも失敗したことで、ISSの運用に少なからず影響が出た。

その後、7月3日にプログレスM-28Mが打ち上げられ、2日後の5日に無事、ISSへのドッキングを果たしている。

プログレス補給船は1年に3~4機ほどの頻度で定期的に打ち上げられており、ISSへの物資補給を一翼を担っている。また、ISSとのドッキング中に、スラスターを使ってISSの軌道を変えることができる能力ももっている。

またプログレスM-Mの後継機となる新型の「プログレスMS」補給船の開発も進んでおり、現在のところ11月21日に打ち上げが予定されている。

■РОСКОСМОС. РН «СОЮЗ-У» С ТГК «ПРОГРЕСС-М-29М» УСТАНОВЛЕНА НА СТАРТОВОМ КОМПЛЕКСЕ
http://www.roscosmos.ru/21745/

Image Credit: Roskosmos

 

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