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中国が開発している新型ロケットのひとつ「長征六号」が、2015年9月19日にも打ち上げられるという情報が出ている。事実ならば、中国のロケット開発はまもなく、大きな転換点を迎えることになる。

中国の国家航天局や、長征六号を開発している会社などは情報を明らかにしていないが、長征六号に搭載される衛星のひとつ、「XW 2」を開発したCAMSAT社のCEOであるAlan Kungさんが、アマチュア無線衛星の関係者向けメーリング・リストで打ち上げ日時を発表した。

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それによると、打ち上げ日時は協定世界時2015年9月18日23時ちょうど(日本時間2015年9月19日8時ちょうど)であるとされる。またロケットからの分離時刻は約15分後の23時15分14秒(日本時間8時15分14秒)だという。軌道は高度450kmの太陽同期軌道だとされる。

ただ、ロケットの飛行経路周辺の、飛行機や船舶に向けて通告するための「NOTAM」という航空情報は、9月18日18時の時点でまだ発表されていない。中国は軍事衛星の打ち上げでも毎回NOTAMを出していることから、打ち上げが行われない可能性もある。

長征六号は新型の小型ロケットで、詳しい性能は不明だが、高度700kmの太陽同期軌道に、500kgから1000kg程度の衛星を打ち上げられるという。今回の1号機の打ち上げでは20機近い超小型衛星を搭載するとされる。

また、長征六号は大型ロケットの「長征五号」、中型ロケットの「長征七号」と同時に開発が進められており、これらはエンジンや機体の多くを共有しているとされる。

かつては、たとえば長征六号の機体が、七号のブースターにもなり、五号のブースターにもなるほどの、高い互換性をもつ徹底したモジュラー・ロケットとなるとされていたが、最近では機体の一部やエンジンを共有するにとどまるという情報もあり、最終的にどの程度までの互換性をもつロケットになったのかは不明瞭である。

■[amsat-bb] XW-2(CAS-3) Keplerian data
http://www.amsat.org/pipermail/amsat-bb/2015-September/054848.html

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