ロシア連邦宇宙庁は2015年12月23日、「プログレスMS-01」補給船と国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキングに成功した。
プログレスMS-01は2015年12月21日17時44分(日本時間)に、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。プログレスMS-01を載せた「ソユーズ2.1a」ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約9分後に軌道に投入した。
その後、プログレスMS-01は太陽電池パドルやアンテナの展開などにも成功し、順調に飛行を続け、23日19時27分にISSの「ピールス」モジュールにドッキングした。
プログレスMS-01には、ISSに補給するための水や食料、生活必需品、酸素や燃料、ISSの部品など、合計約2.5トンが搭載されている。
プログレスMSはロシアが新たに開発した補給船で、今回が初飛行となる。外観は前のプログレスM-M型と変わらないものの、ランデヴー・ドッキング・システムが新しくなっているほか、通信や航法装置の更新やデブリ・シールドの強化、超小型衛星搭載用のコンテナーの追加など、大きく改良されている。
また、これらの改良点のうちの多くは有人の「ソユーズ」宇宙船にも導入され、「ソユーズMS」として開発が進められている。「ソユーズMS」の初打ち上げは2016年3月ごろに予定されている。
Image Credit: NASA
■ЦУП. ГРУЗОВОЙ КОРАБЛЬ «ПРОГРЕСС МС-01» ПРИСТЫКОВАЛСЯ К МКС
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Last Updated on 2022/11/20