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米航空宇宙局(NASA)は2015年12月23日、来年3月に予定していた火星探査機「インサイト」の打ち上げを延期すると発表した。搭載機器のひとつに発生している問題の解決に時間がかかるためとしている。

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問題が発生しているのはフランス国立宇宙研究センター(CNES)から提供された地震計で、火星の環境から守るためセンサーの周囲が真空になっているが、今年初めにこの真空が保てないという問題が見つかったという。その後修理が行われたものの、今月21日に実施した試験でも同様の問題が発生したことから、打ち上げ延期を決めたとしている。

地球と火星の軌道や位置関係、現実的なロケットの性能などから、火星探査機を打ち上げられるのに最適なタイミングは26か月ごとにしか訪れないため、次に打ち上げが可能になるのは2018年5月ごろになる見込みである。

NASAでは今後数か月の間に、新しい予定を決定するとしているが、問題が起きた地震計の改良や、完成している探査機本体や他の機器の保管などにさらに予算が必要になることから、今後どうなるかは不透明となっている。

インサイトは火星の内部構造を探ることを目的とした探査機で、NASAが2007年に打ち上げた探査機「フィーニクス」をもとに開発され、米国をはじめ、フランスとドイツなどの観測機器を搭載する。

Image Credit: NASA

■NASA Suspends 2016 InSight Mission Launch, Media Telecon Today | NASA
http://www.nasa.gov/press-release/nasa-suspends-2016-launch-of-insight-mission-to-mars-media-teleconference-today/

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