中華人民共和国(中国)は2015年11月21日1時7分(日本時間)、ラオス人民民主共和国の通信衛星「ラオス一号」を搭載した「長征三号乙」ロケットを、西昌衛星発射センターから打ち上げた。
中国政府、国営メディアなどは打ち上げは成功したと発表。また、米軍も衛星が軌道に乗っていることを確認している。
衛星は現在、近地点高度189km、遠地点高度4万1779km、軌道傾斜角18.38度の静止トランスファー軌道に乗っている。今後、衛星側のエンジンを使い、東経128.5度の静止軌道に乗り移る予定となっている。
ラオス一号は、中国空間技術研究院がラオス向けに製造した通信衛星で、設計寿命は15年が予定されている。中国は衛星の製造から試験、打ち上げ、軌道投入までを担い、軌道上で衛星をラオスに引き渡す形となっている。
衛星バスには「東方紅3」の改良型である「東方紅3B」が使われている。3Bの使用はラオス一号が初のこととなった。
Image Credit: 中央政府门户网站
■我国成功发射“老挝一号”通信卫星_图片_新闻_中国政府网
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