米航空宇宙局(NASA)は2015年11月16日、国際宇宙ステーション(ISS)に8つある電力系の1つが、今月13日に故障したと発表した。
滞在中の宇宙飛行士の生活や活動への影響はなく、またISSの軌道や通信などにも影響はないとしている。現在、地上の技術者が解決策を検討しているという。
Florida Today紙などが報じたところによると、ISSの骨組み部分に設置された電流を切り替える装置の短絡(ショート)が原因である可能性が挙がっているという。
修理には交換部品が必要となるが、現在ISS内にはないため、地上から補給船で打ち上げる必要がある。さらに修理には宇宙飛行士の船外活動も必要になる可能性があることから、修理が完了するのは早くとも来年になるとされる。
同様の故障は2014年にも起きており、この際も船外活動による修理が必要となった。
Image Credit: NASA
■Crew Observes Moment of Silence for Paris Attack Victims | Space Station
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2015/11/16/crew-observes-moment-of-silence-for-paris-attack-victims/
Last Updated on 2022/11/16