アリアンスペース社は2015年11月10日18時34分(仏領ギアナ時間)、サウジ・アラビアの通信衛星「アラブサット6B」とインドの通信衛星「Gサット15」を搭載したアリアン5 ECAロケットを、南米仏領ギアナになるギアナ宇宙センターから打ち上げた。
ロケットは順調に飛行し、約27分21秒後にアラブサット6Bを、その約16分後にGサット15をそれぞれ分離し、打ち上げは成功した。
アラブサット6Bはアラブサット社が運用する通信衛星で、エアバス・ディフェンス&スペース社が製造した。東経26度の静止軌道で運用され、中東やアフリカなどにサーヴィスを提供する。
Gサット15はインサット社が運用する通信衛星で、インド宇宙研究機関(ISRO)が製造した。東経93.5度の静止軌道で運用され、インドにサーヴィスを提供する。
アリアン5シリーズの続打ち上げ成功数は今回で69機となり、さらに現在主力として活躍中のアリアン5 ECAは、53機の打ち上げの中で失敗は1号機のみで、2号機以降、今回を含め52機の連続成功を続けている。
Image Credit: Arianspace
■Arianespace - Press Release - Arianespace orbits Arabsat-6B and GSAT-15 satellites for Arabsat and ISRO
http://www.arianespace.com/news-press-release/2015/11-10-2015-VA227-launch-success.asp