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米国のスペースX社が挑戦している、「ファルコン9」ロケットの回収試験を体験できるゲームが、「Scratch」で公開された。

プレイヤーは、上空から帰ってきたファルコン9の第1段機体をうまく制御し、海上に浮かぶ船の上に降ろさなければならない。操作できるのは機体下部のロケット・エンジンの噴射と、上部のスラスターによる機体を左右に傾ける動作だけで、またあくまで「打ち上げを終えて地上まで戻ってきたロケットの第1段機体」であるため、噴射に使える推進剤の量も少ない。その中で、ゆっくりと、なおかつ垂直に降ろさなければならず、もし少しでも規定値を超えると、爆発、炎上してしまう。

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ゲームそのものは、かつて米国のアタリ社が開発した、あの有名な「月面着陸ゲーム」と似ているが、地球の重力は月よりもはるかに大きいため、難易度はこちらのほうがはるかに高い。ステージは、船が固定された状態と、動いている状態、そして陸上への回収と、3つが用意されている。

あまりにも難易度が高かったためか、9月21日には「オート・パイロット」モードが追加されている。完全自動で着陸する様子を眺めるだけだが、手動で遊ぶ際の参考になる。なお、オート・パイロットでも、難易度によっては高確率で失敗する。

作成したのはDixitestさんという方で、Scratchというプログラミング言語が使われている。Scratchはマサチューセッツ工科大学が開発した、学習用のプログラミング言語で、さまざまなパーツをドラッグ&ドロップするだけで、簡単なゲームやアニメーションを作ることができ、視覚的にプログラミングの基礎を覚えることができるようになっている。

スペースX社はロケットの打ち上げコストを大幅に下げることを狙い、打ち上げ後の第1段機体を、海上や、無人の船の上に降ろす試験を繰り返しおこなっている。これまでに7回(海上へ5回、船の上へ2回)おこなわれているが、目標地点の上空まではたどりつけても、その後甲板の上に激突するなどして、回収まで成功したことはまだない。

洋上での回収試験を経た後、同社は将来的に、陸上での回収も視野に入れている。

■SpaceX Falcon 9 Lander (now with Autopilot) Scratchで作成
https://scratch.mit.edu/projects/76866912/

Image Credit: Scratch

 

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