【宇宙クイズ】惑星の表面に液体の水があるかもしれない 恒星の周囲の領域名は?

sorae宇宙クイズでは、宇宙や科学などを中心としたクイズを定期的に出題していきます。クイズを通じて宇宙の知識を深め、時には楽しんでいきましょう!
※出題者も募集しています。

 

 

【問題】
惑星の表面に液体の水があるかもしれない
恒星の周囲の領域名は
「◯◯◯◯◯ゾーン」?
(レベル:★☆☆☆☆)

地球のように、惑星の表面に液体の水があるかもしれない恒星の周囲の領域を「◯◯◯◯◯ゾーン」といいます。いったい何ゾーンでしょうか?

また、この問題が簡単だと思った方は以下も同時に考えてみてください。

 

(一時的に水があったかも?)
「◯◯◯(な)◯◯◯◯◯ゾーン」

(長い期間にわたって水があるかも?)
「◯◯◯(な)◯◯◯◯◯ゾーン」

 

出題者

sorae編集部(X https://x.com/sorae_jp

 

 

 

-正解は下の方へ-

 

 

 

 

 

 

【正解】

ハビタブルゾーン
Habitable zone

【▲ トラピスト1星系(上)と太陽系(下)のハビタブルゾーン(緑の範囲)の比較図。太陽系の場合は「金星・地球・火星」がハビタブルゾーン内にある惑星です(Credit: NASA/JPL-Caltech/Lizbeth B. De La Torre)】

ハビタブルゾーンとは、十分な大気を持つ惑星の表面に液体の水が存在し得る、恒星の周囲に広がる領域を指す言葉です。恒星からの距離が程良く、生命が存在する可能性もあることから、日本語では「生命居住可能領域」と表現することがあります。

また、ハビタブルゾーンは惑星の歴史で一時的にでも表面に液体の水が存在し得る「楽観的なハビタブルゾーン(optimistic habitable zone)」と、惑星の歴史の大半の期間を通して表面に液体の水が存在し得る「保守的なハビタブルゾーン(conservative habitable zone)」に分かれています。

【▲ TOI 700のハビタブルゾーンと惑星の公転軌道を示した図。一番外側のTOI 700 dは保守的なハビタブルゾーン(濃い緑)内を、その内側のTOI 700 eは楽観的なハビタブルゾーン(薄い緑)内を公転している(Credit: Gilbert et al. 文字入れ: sorae編集部)】

 

次回もお楽しみに!

 

 

■ハビタブルゾーンに関するsoraeの記事

Wikipedia:ハビタブルゾーン

 

Image Credit:
・NASA
・Gilbert et al.

文・編集/sorae編集部